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2009年7月17日 (金)

価値を認めるということ

 先日、海外から在庫の問い合わせがあり、何度かメールのやりとりをさせていただいたのですが、最後の最後に半値近くの値引きを要求され、閉口しましたdespair。もちろん、お断りしました。海外のお客さまとの取り引きは正直、面倒な点もあるのですが、感謝されることも多く、当店はできるだけ応じています。それだけに今回は残念でした。

 値引きをすることはありますが、それには常に理由があります。こちらに非があるときはもちろんですが、なじみのお客さまに対してであったり、何らかの事情があったり、など。こちらもそれなりに考えて値付けをしていますので、唐突に値引きを求められても応じられません。安いにこしたことはない、というのは理解できますが、偉そうな言い方をさせていただければ、価値に見合う対価は頂戴したいと考えています。

 私たちは市(いち)で買い叩くことはしません。たとえば1,000円で落ちそうなものでも、5,000円の入札が妥当と考えればそうします。価値はそれを認めなければ、いずれ良いものは市へ出なくなり、結果として市の衰退を招くからです。誰もがそのことを理解しているので、買い叩かないのです。これは、お客さまから本を買わせていただく場合もまったく同じで、お客さまから本を買い叩けば、いずれ古書店に本を売ろうと考えるお客さまはいなくなるでしょう。そうして本が循環しなくなると、文化としての古書は廃れてしまいます。

 本の価格が壊れて久しいですが、この間、どれほどの良書が失われたでしょう。大手チェーンが本を安売りし、誰もが買いやすくなったという面は確かにありますが、安く売られているということは安く買われているということで、裏面に目を向けるとおそろしいものがあります。

 熊野町は雨のち曇り。朝からよく降りましたが、現在はほぼ上がっています。カープは中日に続いて横浜にも3タテをくらい、息も絶え絶え。今日からヤクルト、中日と6連戦、厳しい戦いが予想されますが、後半戦に楽しみを残すためにも何とか踏ん張ってほしいものですimpact

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