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2007年11月 6日 (火)

旧字

 古書店主に成り立ては、旧字の読みでつまづき、本の題名すら読めないことが珍しくありませんでした。しかし、さすがに今はあまりありません。慣れの問題で、よく登場する旧字は読めるようになっています。

 かたちが似ているもの、例えば學(学)や櫻(桜)、灣(湾)など、またはよく知られているもの、例えば獨(独)や應(応)、廣(広)などは今も生活の中で時々目にしますが、字のかたちが似ているけど少し違うもの、例えば假(仮)や會(会)、總(総)などになると、少し迷われる方もいるかもしれません。さらにかたちが違うもの、例えば畫(画)や圖(図)、廳(庁)などになると、どうでしょうか。これらに加え、對(対)や寫(写)、當(当)などは、古書を触っていると非常によく当たる字です。

 旧字は戦後すぐに改められたので、おおまかに旧字が登場する本は戦前のものととらえています。題名を読むのに困ることは今や少ないのですが、内容を理解しようと文章に当たると、旧字の一つひとつが微妙に引っ掛かり、現代文のようにはスムーズに読めません。まだまだ修業が足りませんね。いずれは漢文も一読して大体の意味がわかる程度にはなりたいと思っていますが、そのためには無数のつまずきが必要なようです。

 熊野町は曇り。昨日は一日雨でしたが、今日は終日曇りで雨は落ちてきませんでした。明日は朝から買い入れのため呉市へ行ってきます。あくまでお客さまの都合が第一ですが、買い入れの予定を立てる際は天気予報をまずチェックします。雨が降り、私が濡れるのはまったく構わないのですが、本が濡れたり湿ってはいけません。古い本ほど湿気に敏感です。

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