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2007年10月31日 (水)

1冊1テーマ

Kc3a0045 岩波講座『日本歴史』といえば押しも押されもしないベストセラー。ある程度の大きさの古書店には必ず置いてあります。写真は同じ岩波講座『日本歴史』でも、書籍版ではなく分冊版です(ピントが甘くすみません)。何十巻もある書籍版を読み切るのはなかなか大変ですが、この分冊版は1冊1テーマ、分量にして50ページ程度なので、興味があるところ、知りたいところだけを読めるのが長所です。実は移転以来、投げたままにしていたのですが、手をつけてみると面白そうなテーマのものが多くあることに今ごろ気がつきました。一冊読んでみようと思い、選んだのが写真の「国史の編著」です。有名な『古事記』や『日本書紀』から、古書店ではおなじみの『古事類苑』あたりまでの、いわゆる「国史」の歴史が概観できます。まだ、ぱらぱらと目を通しただけですが、知識の復習にはもってこいと思いました。仕事に直結することでもあるので、楽しみながら読みたいと思います。

 この分冊版は100円均一棚にも並べました。当たり前ですが、著者はいずれもその道のプロで内容にはずれはないはずです。小冊子ですが、内容は見た目と違い薄くありません。状態がひと息のものもあるため100円均一棚に並べましたが、この内容で100円は安いと思います。しかも当店の100円均一棚は「3冊200円」なのでさらにお得です。私と同じ歴史好きの皆さん、いかがでしょうか?

 今日の熊野町は晴れ。屋外で本を拭いていると汗が出ます。思わずTシャツ1枚になってしまいました。今日で10月も終わりというのにこの暑さ。相変わらず蚊も健在ですし、やはり今年の天気は異常といえそうです。明日は定休日です。

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2007年10月30日 (火)

Kc3a0047 写真の中央、函もカバーもない古びた本。タイトルが見えるでしょうか。『作詩入門』とあります。昭和11年発行のこの本、何でもない本に見えますが、著者には北原白秋や萩原朔太郎、高村光太郎、西條八十といったビッグな名が連なっています。もしこんな講師陣の講義があるなら、受けてみたいものです。私は詩をやりませんが、この本は読んでみたいと思いました。最初に登場する白秋が、はじめにこう書いています。「(前略)詩歌には詩歌の道、文章には文章の道といふものが、おのづからにして無ければならぬことを深く考へる」と。道、というものがいかなるものなのか、気になってしまいます。

 おそらく、古書の道というものもあるのでしょう。古書店は全国にあまたありますが、まったく同じ趣味、同じ考え、同じやり方の人はおそらくいません。それは、古書の世界というものがあまりに広く、深いからです。想像してみてください。人類の歴史で、これまでにどれだけの量の書物が生まれたでしょう。その、古書という果てのない世界のどこに住むかは、まったく店主の自由です。にぎやかな場所に住む人もいれば、誰も寄りつかないような場所を好む人もいます。万人受けする古書店があり、あまりにマニアックな古書店があります。しかし、すべての店が古書という世界の住民です。古書の道というものがあるとすれば、それは自らの趣味に任せて知識を磨き、選んだ場所にしっかりと根を下ろすことかもしれません。それを忘れ、商売の面白さに魅せられ過ぎては道をはずれる気がします。自戒を込めて、書き残しておきます。

 今日も熊野町は曇り。ぱっとしない天気です。体調は戻りつつありますが、万全を期して今夜もランニングは休み。日数を考えると、あと1、2回しか走れそうにありません。本番で影響が出ませんように……。

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2007年10月29日 (月)

容量

 店内が少しずつ、少しずつ片づいてきました。一日ひと山。冊数にして20冊くらいが一日で片づきます。ローマは一日にして……いつか、通路に本が積み上がっていない店に、と地道な作業に取り組んでいます。

 本をたくさん抱えたほうが売り上げ的には良いのかもしれませんが、それを許すと際限なく本がたまってしまいますし、そもそも当店は売り上げ至上主義ではありません。容量を決め、あぶれた分は市(いち)に出す、方向性は定まっています。未整理のものを在庫と見比べ、店に残すべきもの(売れそうな本、高価な本という意味ではなく、趣味に合うもの)は残し、そうでないものはどんどん市に出していきたいと思います。その繰り返しで、個性というものがあらわれてくるのでしょう。ひと癖ある品揃えを目指してがんばります。

 熊野町は曇り。寒くはありません。体調はすぐれませんが、昨日より悪くなってはいません。2日に1回のランニングも今日は休み。再開は体調を整えてからです。

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2007年10月28日 (日)

秋の主役

 昨夜から兆候はありましたが、今朝起きるとノドが……痛い。カゼの気配です。幸い熱は出ておらず、少し寒気は感じるものの元気なので、今夜は薬を飲んで早めに寝ようと思います。日中は暖かくても夜は急に気温が下がる、体調を崩しやすい時期です。皆さんもご注意を。

 今日は競馬の天皇賞があり、武豊騎手のメイショウサムソンが人気に応えて快勝しました。この馬にはこれまで石橋守騎手が騎乗しており、武豊騎手は今日が初めての騎乗でした。メイショウサムソンはこれまでにG1を3勝しており、そんな強い馬から下ろされた格好の石橋守騎手は気の毒ですが、今日の勝ち方はこれまでのメイショウサムソンにないような楽勝で、結果として「一流の騎手が乗ればさらに強かった」ということになってしまいました。見方によっては非情な結果です。メイショウサムソンはこの後ジャパンカップ、有馬記念と連戦する予定です。強い馬に武豊騎手。これぞ「鬼に金棒」で、この秋の主役は決まったといって良いでしょう。

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2007年10月27日 (土)

満腹

 今日と明日、広島城周辺で恒例の「ひろしまフードフェスティバル2007」があります。私も午前中、父に店番をお願いし、妻と行ってきました。年々、規模が大きくなっているようで、一回りするだけで2時間ほどかかりました。これだけの規模で、売られているもののほとんどが県内の「うまいもの」というのは、それだけですごいと思います。目立つのは広島牛にカキ、お好み焼き。ヤマメの塩焼きやキノコ類など山のものも多かったです。当然、すべての種類を食べられるはずもなく、何品かを食べたところで満腹に。お好み焼きをおみやげに買って帰りました。日が高くなるにつれて人の数も増し、午前中に出かけたのは正解だったよう。来年も行くなら午前中にしようと思いました。

 昨夜の会合は、即売会に関しては残念ながらあまり進展なし。まずは、会場さがしをするための情報を収集することになります。それとは別に、広島組合のサイトを作ってはどうかという提案がありました。アッシュ書店さんより「組合に入りたいと思う人がいても、どこに問い合わせば良いのかわからないのでは」と経験に基づく意見。組合にはかる必要はありますが、こちらはやろうと思えばすぐにでもできること。実現はこちらが先かもしれません。

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2007年10月26日 (金)

秋の日はつるべ落とし

 日に日に昼の時間が短くなっています。周囲は民家ばかり、近所には街灯が一つあるだけの当店は、18時を過ぎるとすっかり闇に包まれます。17時ごろから周囲が暗くなり始めるため、営業時間は19時までですが、そのころから店じまいにとりかかります。まず、100円均一のコーナーにカバーをかけます。真っ暗な中、本を放置するのはかわいそうな気がするからです。手作りの看板もしまいます。暗闇に置いておくと、車がはねかねないからです。店から漏れる明かりだけが、田舎道を照らします。とても営業している雰囲気ではありませんが、ちゃんと営業中です。どうぞ、気兼ねなくお入りください!

 今夜は月に一度のお楽しみ、組合有志の会合(飲み会)があります。今後の業界を担う私たち若者(といっても30〜40代中心ですが……)に何ができるか、それを模索する貴重な場です。前回の会合で「即売会の開催」という方向性が一応出たので、今回からはそれを徐々に煮詰めていくことになりそうです。場所、時期、規模、方法、宣伝など話し合うべきことはたくさんあります。もちろん真面目な話だけでなく、雑談も楽しみです。思わぬヒントや情報などは意外と何気ない会話の中にあることも多いからです。今回の料理は「鍋」。気がつけば鍋料理がぴったりの季節になりました。お腹をすかせて行ってきます。

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2007年10月24日 (水)

知識の宝庫

 熊野町は晴れ。暑くも寒くもなく、過ごしやすい日が続いています。最近は、日差しが落ち着く夕方になると、未整理の本を店の外に持ち出して、汚れを拭き取る作業をしています。道行く人と挨拶をし、近所の方と会話をし、のんびりと仕事をしています。

 函がなく、本の縁に傷みがあり、小口が日焼けしきっており、そして埃にまみれた、お世辞にもきれいとは言えない本。うっかり触ると、くしゃみが出そうです。しかし、そんな本でも埃を丁寧に拭き取り、中を開けば「へー」と思うことの一つや二つは必ず載っています。つくづく本というものは知識の宝庫だと感じます。もちろん、本はきれいであるに越したことはありません。しかし、肝心なのはあくまで中身です。「汚い本お断り」の風潮がありますが、私はどうかと思います。外見だけで判断してはかわいそうです。本に対する最低限の敬意は忘れずにいたいと思います。明日は定休日です。

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2007年10月23日 (火)

新調

 市(いち)用のハンコを新調しました。入札するときの紙に押すものです。入札のとき、用紙に金額と店名を書くのですが、そのとき地元以外では「広島 神鳥書店」というふうに店名とともに地方名も書いたほうが親切です。入札の度に書かなくてはならず、また「神鳥」は画数が多いため(いちいち面倒くさいなあ)と思っていました。これからは入札の前にまとめてハンコを押しておけば、あとは金額を書き込むだけで済みます。さっさと作れば良かったのですが、どうしても必要かと問われればそうではないため、今日まで保留していました。新しいハンコができたことですし、これからは張り切って市に出かけたいと思います!

 こんな田舎にいても、インターネットで注文すればすぐに届きます。注文をしたのが日曜、昨日発送され、今日届きました。つい十年くらい前なら、ハンコ一つ作るためにいちいち広島市内まで出かけなければならないところです。インターネットのおかげでたいていのものは田舎でも簡単に入手できるようになりました。便利な世の中です。

 熊野町は今日も晴れ。日中は暑く感じるほどですが、夜は嘘のように冷え込みます。体調を崩さないよう注意したいと思います。

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2007年10月22日 (月)

ハーフ

 少し先の話になりますが、11月4日(日)は兵庫県で行われるマラソン大会に出場するため休業させていただきます。申し訳ありません。

 マラソンといってもフルではなくハーフです。決して走るのが速いほうではない私。なぜか、大人になってから年に一度くらいのペースで10キロ程度の大会に参加しています。タイムは良くありませんが、制限時間に引っ掛かったり、リタイアしたことはないのが自慢です。どちらかといえば気で走るタイプです。しかし、ハーフは何年ぶりでしょうか。10年ぶりくらいかもしれません。30代も半ばにさしかかり、もちろん体力は落ちているでしょうから、少しでも補うべく数か月前からトレーニングをしています。1日おきに5キロ走る程度で効果がどれほどあるかわかりませんが、何もしないよりはマシなはずと自らを励ましながら閉店後に走っています。本番まであと2週をきりました。そろそろ酒量も減らしたほうが良さそうです(これが一番つらい)。

 今年は春に10キロの大会に出たのですが、その大会は関空の新しい滑走路という閉鎖された空間で行われたため、観客がゼロの孤独な走りを強いられました。経験がおありの方はよくご存知と思いますが、沿道の声援があるとないとでは走りの軽さが大違いです。声援は本当に力になります。今度の大会はまちの中を走るので、たくさんの方に力をもらいながら走ることができそうです。年も年なのでケガをしないよう、がんばります!

 熊野町の今日は晴れ。昨日より風がなく、暖かな一日となりました。倉庫の扉を開くと西日が差し込み、古書を黄金色に照らします。日光は古書の大敵ですが、こんな日は少しだけ日向ぼっこをさせてあげたくなります。

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2007年10月21日 (日)

便利な機能

 終日、北九州で買ってきた本の整理に励んでいます。いかにも面白そうな本が多く、本当は全部読みたいくらいですが、我慢しながら値付けをしています。一日中作業をしても未整理の本が減った感じはありません。しばらくは閉店後も仕事です!

 本とはまったく関係ない話題ですが、先日、北九州へ行くとき、会場の詳しい場所と行き方がわからず、ケータイの「助手席ナビ」を初めて使いました(私のクルマにはナビがありません)。一人旅(?)のため画面を見ることはできませんでしたが、音声の案内だけでも非常に便利、おかげで最短ルートで会場に着くことができました。私は本来ナビが必要ないタイプで、初めての土地でも事前に地図さえチェックしていれば迷うことはありません。これから本当に困ったときはこの「助手席ナビ」を使おうと思います。十分な使い勝手です。

 ケータイといえば、先日、友人に「赤外線通信」を習いました。電話番号やメールアドレスを交換するとき、これまでは口で言って一度かけてもらったり、メモしたりしていましたが「赤外線通信」を使えばケータイ会社が違ってもケータイ同士を近づけるだけで簡単に電話番号やメールアドレスを交換することができます。あまり世の中に浸透していません(と思う)が、ユーザーみんなが知っていれば便利な機能だと思いました。

 今日の熊野町は晴れ時々曇り。昨日あたりから気温がぐっと下がり、大げさでなく(そろそろ灯油を……)と思うほどです。今日は寒さに耐えられず、Tシャツの上にパーカー、さらにウインドブレーカーという冬仕様のスタイルになってしまいました。つい十日くらい前までTシャツと短パンだったのが信じられません。

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2007年10月20日 (土)

プレッシャー

 水曜が広島の市(いち)、木曜が定休日で金曜が北九州の市、と市が続いたため作業場(非公開)が本であふれかえっています。文字通り「山積」で、片づけるには時間がかかりそうですが、こつこつ整理するしかありません。あせらず、丁寧に仕事をしたいと思います。

 これまでは未整理の本を倉庫(公開)に運び入れ、そこで本をチェックしていましたが、整理のスピードが遅いため、気がつけば床が未整理の本だらけになっていました。しかし、お客さまから見える場所に価格の付いていない本があるのは良くないので、最近、未整理の本は店舗や倉庫には置かないことに決めました。当たり前のことですが……。

 作業場は生活スペースを割いて作っているので、本がたくさんあると埃っぽいし、狭くて暮らしにくいです。快適に暮らすためには整理を進めるしかありません。これはこれで良いプレッシャーになりそうです。

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2007年10月19日 (金)

深謀遠慮

 北九州組合さんの市(いち)に初めて参加。朝4時半に店を出発し、19時過ぎに戻りました。今回は年に数回の特別市ということで出品が面白く、結果はともかく楽しめました。売りは最悪、買いはまずまずでした。

 まず、売るほうは22点を出品し、落札されたのは8点のみ。14点が「引き」(入札なし)でした。半分以上を持って帰るハメになり、帰りの足取りは軽くなかったです。これまでで最悪の結果。反省し、次回に生かしたいと思います。買いのほうは、海外の探検もの、山岳ものが多く出ていて、それを楽しみにして参加したところもありますが、買えたものもさすがに安くは買えず、ため息を一つついてきました。

 北九州組合さんの市は規模が大きいため、開札は時間を置きながら何度かに分けて行われます。今回は、私の気をひいたものが1つのテーブルに集中しており、それらは同時刻に開札されたため、一つ負けると全部負けるという悪いパターンにはまってしまいました。これは欲しいものに対して同じ強さで札を入れているからです。こういう場合は、強弱をつけて入れるのが戦術と思うのですが、ものを見るのに夢中で忘れていました。冷静さが足りませんでした。一つの結果が出た後ながら、その後の開札分はギアを一つ上げて入札したため、欲しいものをいくつか手に入れることができました。やはり札は気迫を込めて入れるものです。どうしても欲しいものについては、買えたら良いなあ、ではなく必ず落とすという気構えで臨むこと。これ、忘れがちですが大事です。

 ところで、今回の市は「引き」が私に限らず多かったものの、良いものについては入札用の封筒がぱんぱんに膨れ上がっており、活気がありました。そこで思いをはせたのは、地元の市のことです。今、広島の市は出来高でいえば博多や北九州の10分の1程度、岡山の5分の1程度しかありません。もちろん、東京や大阪とは比べようもありません。まちの規模を思うと、寂しさが否めません。市というものは、人が集まるところに自ずと良いものが集まるものなので、一度、縮小し始めると歯止めをかけるのは困難です。人やものが集まらない市は、どんどん活気を失い、いずれはなくなる運命にあります。隣の山口県では、ものが近隣では博多や北九州、広島に流れ、現在は市が行われていません。広島の場合も他人事ではなく、ものがよそに流れつつあります。私も組合の一員なので反省すべきところがあります。地元の市が活気に満ちていれば、わざわざ九州や岡山、あるいは関西へ足を運ぶ必要はないわけで、地元の市を育てるという発想は非常に重要です。自店のことだけを考えるのではなく、業界の発展も考える、そんな深謀遠慮が求められます(←だから、どこから目線だ!)。

【着うたを変更しました!】
いきものがかり「茜色の約束」。ライブの映像を見て歌唱力に感動しました。私が使っているauケータイのCMソングでもあります。これまでの着うたはチャットモンチー「ジャングリラ」でした。

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2007年10月17日 (水)

勉強の場

 市(いち)の日。いつものように8時半に店を出て、あき書房さんと一緒に広島市西区の会場へ向かいました。今回の出品は若干多めで、テーブルがちょうど埋まる程度(適当なサイズの会場です)。いつもより丁寧に見て回り、札の数字も丁寧に書き込みましたが、良い結果にはつながらず、あまり買うことができませんでした。新しく参加されて数か月のアッシュ書店さんとも話したのですが、先輩方との数字の差は数百円、ときには数十円であっても、その間には経験という名の大河が横たわっており、なかなか向こう岸にはたどり着けません。少しでも差を埋めることができるよう、目と勇気を養いたいものです。当店からの出品は売れ残りが1点だけで、価格の合計もだいたい予想通り。少しですが買い越せたことは良かったと思います。

 悩んで札を入れ、失敗して学ぶ……市に参加することは本当に勉強になります。振り返れば、今年は昨年ほど広島から外に出ていません。散らかり放題の店内を整理することに追われてきましたが、どんどん買い、どんどん売ることで汗をかき、学ぶ、そんな姿勢を今年は欠いていた気もします。今年も残り2か月半、市へ「あえて行く」気持ちを忘れずにいたいと思います。明日は定休日です。

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2007年10月16日 (火)

快挙

 明日の市(いち)へ向けて準備の一日。先週、岡山へ行ったばかりですが、早くも出品するべきものがたまっています。いつも「質より量」で申し訳ない気持ちもありますが、本のためにはそのほうが幸せ、と娘を嫁に出すような気持ち(子どもはいませんが)で荷物を作っています。

 今朝の中国新聞に、山口県のマツノ書店が菊池寛賞を受賞したという記事がありました。史料の復刻によって文化の発展に貢献したとのこと。記事にもあるように、地方の一個人古書店の快挙で、同業としてうれしく思いました。文化の発展に貢献すること……大義でありながら忘れがちなことです。これを意識する、しないでは本の扱い一つをとっても違ってくる気がします。一つひとつの店にできることは限られていても、全体としては社会には欠くことのできない存在、そんな業界でありたいものです(←どこから目線だ)。

 熊野町は晴れ時々曇り。二、三日前から一気に気温が下がり、秋らしくなってきました。とはいえ、まだTシャツ1枚です。もう10月も半ば。11月になってもTシャツ1枚、なんてことになれば記憶に残る年となりそうです。

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2007年10月15日 (月)

来客

 高校の同級生二人がはるばる訪ねてきてくれました。二人とも会うのは5年以上ぶり。30歳を過ぎてから会うのは初めてでした。家に上がってもらって話をし、近くの店に昼食を食べに行ってそこでも話をし、あっという間に時間が経ってしまいました。同窓会がらみで、来年にかけて高校の同級生と会うことが増えそうです。私は広島を離れていた期間が長かったため、久しぶりに会うのは楽しみですが、顔がわからなくなっていそうで怖さもあります。

 昨日は臨時休業をいただきました。ご注文のメールへの対応が遅れましたが、順次、返答をしています。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。

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2007年10月13日 (土)

アダルトDVD

 時々、アダルトDVDのメーカーから電話があります。先日も某有名メーカーから電話がありました。店にアダルトDVDを置いてもらえないかという依頼です。今回も丁重にお断りしました。

 当店は創業から今日までアダルトのコーナーは設けていません。頑なに拒んできたということではないのですが、何となく違うだろうという思いがあり、それは先代も私も同じ気持ちです。アダルトのコーナーを設ければ、売り上げは増えるでしょう。詳しいことは知りませんが、委託のかたちであれば「売るだけ」で仕入れには困りません。実際、仕切りを作ってアダルトのコーナーを設けている店は少なくありません。そういう店を批判するつもりは一切ありません。ただ先日、神田の古書店をめぐったとき、1階はいかにも堅い店構えなのに、階段を上がるとピンク一色という店が結構あり、失望を覚えたのは確かです。

 漫画も当店はほとんど扱っていません。子どものころは、漫画もないし、エッチな本もないし、つまらない店だなあと正直思っていました。硬派な店ということになるのでしょう。しかし今は、こういう店があっても良いと何となく思っています。今後、売り上げが落ち込み、手を広げる可能性がないとはいえませんが、できればそういうことを考えないで済むよう、努力していきたいと思っています。

 こういう話題を取り上げると、迷惑なトラックバックが必ず急増するため、今回は「トラックバックを受けつける」のチェックをはずさせていただきます。

【臨時休業のお知らせ】
勝手ながら明日14日(日)は休業させていただきます。ご了承ください。

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2007年10月12日 (金)

嘆息

 昨日は定休日でしたが、岡山組合の市(いち)へ出かけました。結果から書けば「……」でした。岡山組合の市は、買い手が着席し、品もののほうを回す「回し入札」。いつもは一時間半ほどで品ものを回し終えるのですが、昨日は出品がやや多く、二時間半ほどかかりました。買い手の意欲も私には高いように感じられ、活気がありました。しかし私はといえば、安く売り、高く買う、最悪のパターン。出品したものは札の入らないものがあり、買うほうでも冷静に振り返れば高く買ってしまったものが多く、反省するばかりです。広島から出たのが数か月ぶりであることを考慮してもどうかと思う、昨日の売り買いでした。

 当たり前ですが、先輩方は経験も私とは違いますが、何よりよく勉強しています。まさにプロで、目はごまかせません。ムードは和やかですが、市は真剣勝負の場に違いないことを再認識しました。出品するものの質や作り方、札の入れ方(値の書き方)など、考えさせられました。失敗を糧にしなければなりません。また、安く買えそうなら何でも買うというスタンスもそろそろ改めたほうが良いかもしれません。狙いを絞り、買うべきものは必ず落とす、そうなりたいものです。

 広島から出て他地区の市に参加すると、やはり刺激を受けます。しばらく店内の整理に集中していたせいで、腰が重くなっていたような気がします。勉強のために、どんどん出て行こうと思いました。

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2007年10月10日 (水)

市の準備

 明日は定休日ですが、岡山組合の市(いち)へ行ってきます。今日は半日かけてその準備をしました。せっかく岡山まで行くので、クルマに本を積み込めるだけ積み、たくさん売って、たくさん買いたいものです。夕方になりましたが、クルマにはまだ余裕があります。もうひとがんばりです!

 熊野町は晴れ。昨日とはぜんぜん違う空模様になっています。今年は暑いせいか、蚊が多くて困っています。今日もクルマへ本を運んでいるスキにあちこちやられました。熊野町の冬は寒いので、その期間が短くなるのは良いのですが、いつまでも暑いのも考えものです。

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2007年10月 9日 (火)

ビニール製

 当店の100円均一棚は屋外にあるので、雨よけのカバーが不可欠です。カバーは雨のときだけでなく、閉店時も使用しています。これまで梱包材(プチプチ)をカバーとして使用していたのですが、3年目にして傷みが目立ち始めたため、新しいものに付け替えました。今度のカバーはプチプチではなく、立派なビニール製です。ちょっとやそっとでは傷まないはずで、もう台風もこわくありません。風雨に関しては「どこからでもかかってこい」という感じです。思えば初代プチプチはよく3年もってくれました。2代目カバーも長持ちしてほしいものです。

 今日の熊野町は朝から曇っていましたが、少しずつ空が暗くなり、15時ごろから雨になりました。早速、新しいカバーが役に立ちました。雨は現在も降り続いています。今週の木曜は岡山組合の市(いち)があります。迷っていますが、参加するのであれば明日は一日中その準備となりそうです。市といえば、年末にかけて各地の組合で大市があり、その案内が当店にも続々と届いています。在庫の整理を進めるためにも、一つくらいは参加したいと思っています。

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2007年10月 7日 (日)

臨時休業のお知らせ

勝手ながら明日8日(月)は午後から休業いたします。ご了承ください。

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2007年10月 6日 (土)

未整理の本

 熊野町は気持ちの良い秋晴れです。ようやく少し涼しくなり、短パンからジーパンにはきかえて仕事をしています。上半身はまだTシャツ1枚です。

 当面の目標は、未整理の本を片づけることです。当店は狭いので、店舗及び倉庫に未整理の本が山積みになっています。未整理の本は、お客さまにご覧いただいても構わないのですが、その中の本から「これナンボ?」とたずねられると、ほとんどの本は即答できません。未整理の本は、当店へ持って帰ったまま、以来、触れてもいないものばかりであり、もちろん内容も見ていません。それでも即答するのがプロだという考えもあると思いますが、そのように適当な値で売ってしまった場合、安く売った場合は良いのですが、高く売ってしまうとお客さまにとっても、また、当店にとっても良くありません。やはり私は、少し時間をかけて本を吟味し、値を付けたいと思っています。

 そもそも未整理の本をお客さまの目に入るところに置いておかなければこういう悩みはなくなるわけで、そういう意味でも、また、整とんされ歩きやすい店づくりのためにも、未整理の本を減らし、また店内に置かないようにしたいと思っている次第です。

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2007年10月 5日 (金)

明日から3連休

 先日も書きましたが、同じお客さまに再び買い入れを依頼されるのはうれしいものです。今日は呉市へ行ってきました。複雑な道であっても、近くまで行けば思い出す景色。迷いながらも何とかたどり着くことができました。今回も貴重な蔵書をお譲りいただきありがとうございました!

 店のほうも、今日は珍しくにぎやかで、数組のお客さまが同時に来店され、スリッパが足りなくなるほどでした。こんなことは年に何度もないことです。狭い店ですが、またお越しいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

Kc3a0014 明日から3連休の方が多いのではないでしょうか。このごろ、ようやく秋めいてきました。田舎町の古書店、当店へぜひ遊びにおいでください。看板犬のカルパともどもお待ちしております。

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2007年10月 4日 (木)

古書の日

 今日10月4日は全古書連指定「古書の日」です。といっても全国で統一のキャンペーンはなく、活動の内容は各組合に一任されています。広島の組合はとくに何もありません。話題にもならないのは寂しい限りなので、来年は組合で何かできれば良いなあと思います。当店も今日は定休日を返上したくらいで、とくにイベントは行いませんでした。組合での活動は難しくても、来年はせめて個人的には何か考えようと思いました。

 平日にもかかわらず今日は数名がご来店されました。ありがたいことです。これだけでも店を開けた甲斐があったというものです。本の発送も通常通りでき、なかなか充実した一日でした。本の整理がなかなか進まず、通路に本が積み上がっている現状ですが、その整理も少し前進することができました。明日は出張買い入れが控えています。いろいろな意味で今日、仕事ができたのは良かったような気がします。

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2007年10月 3日 (水)

金づち

 当店の定休日は木曜ですが、明日10月4日は全古書連指定「古書の日」(とくにイベントはありませんが……)のため、通常通り営業いたします。

 プロ野球の高校生ドラフトが本日、行われました。カープは抽選の結果、意中の選手を1巡目で獲得することができませんでした。ファンとしても残念ですが、獲得できた3選手に期待する気持ちは変わりありません。もちろん、こだわりはないと思いますが、プロに入ってしまえば、はずれ1位だとか指名順など関係ありません。先日2000安打を達成した前田選手はドラフト4位での入団でした。カープの未来を背負う彼らに注目したいと思います。

 抽選で人生が変わる、といえばいささか大げさですが、私もむかし、中学受験で抽選を経験しました。最初に試験があり、その後で抽選が行われるという方式で、幼いなりに緊張して抽選に臨んだのを覚えています。体育館の檀上で「くじ」を引いたのですが、ちょっと面白い話があります。抽選に臨むにあたり、祖父だったか祖母だったか、それとも親戚の誰かだったかよく覚えていないのですが、抽選の必勝法として「金づちを背負えば落ちない」と事前に教わっていたのです。私と両親はそれにしたがい、私は服の下にひもでくくった金づちをたすきがけし、当日の席につきました。いすに腰掛けたは良いのですが、背中に金づちがあるため、背もたれに体を預けることができません。一人だけ妙に姿勢良く、またよく見れば歩いているときに背中の一部が出っ張っているという、変な受験生が完成しました。結果は、おまじないが効いたか、見事に合格。おかげで、テストのことは何も覚えていませんが、抽選のことは今もよく覚えています。カープのブラウン監督も来年は金づちを背負って抽選に臨んでほしいと思います。

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2007年10月 2日 (火)

一期一会

 店へお越しになったお客さまが手に取ったあの本。(あっ、その本は……)と思いましたが、もうどうにもなりません。代金を頂戴し、その本はお客さまのものとなりました。売れるまでに読んでおきたかった本。インターネットやFAX、はがきなどでのご注文の場合は、発送するまでに急いで読む手がありますが、店頭で売れた場合はそうはいきません。地団駄を踏むのみです。古書との出会いは一期一会。これはと思ったものは、値札を付ける前に読まなければとあらためて思いました。

 以前に買い入れをご依頼のお客さまから再度の依頼。これはうれしいです。またお願いしたくなるような良い買い入れを今後も心がけたいものです。今日の熊野町は曇り。雨の気配はなく、適度に涼しく良い具合です。過ごしやすいこんな日がずっと続けば良いのにと思います。

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2007年10月 1日 (月)

誤算

 買い入れのため呉市へ行ってきました。お客さまのお宅へ着き、本を拝見すると、電話であらかじめお聞きしていたより質量とも上であわてました。あわてた理由は、お支払いするお金が足りないと直感したからです。財布には2万5千円。ちょっと少ないとは思っていましたが、あなどっていた訳では決してありません。電話でうかがっていた内容から、十分と判断していたのです。しばし時間をいただき、頭の中で見積もりをするうち(……3万円、いや4万円はあるなあ)とうれしい悲鳴。恥ずかしながら最寄りの銀行へ駆け込みました。やはり買い入れは現物を拝見しないとわかりません。決めつけては恥をかくという例でした。

 今日は買い入れが2件あったため、店に戻って発送の準備をし、お客さまとメールのやり取りなどをしていると、日が暮れてしまいました。開店と同時に買い入れへ出かけ、店へ戻ってようやくひと息ついたのがこの時刻です。忙しいことは良いことで、汗もかき充実感がありますが、たまる一方の本の山に目をやると、ちょっとめまいがする宵のころです。明日から整理にはげみます!

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