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2007年9月 7日 (金)

読破

 今日の熊野町は曇り時々雨。当店の立て看板は板に和紙を貼り付けたものなので雨は大敵です。今日は雨が降る度、片づけに走りました。

 昨夜、一冊の本にはまり、新書とはいえ読み切ってしまいました。それが松井政就『賭けに勝つ人 嵌る人 ラスベガスと日本人』(集英社新書)です。私は新書が好みで、新刊の書店に行くと、つい新書を買い過ぎてしまうのですが、この本は久しぶりに面白いと思いました。カジノでおなじみのラスベガスでは、日本人はこう呼ばれているそうです。「金はあるが、技はない」。つまり「カモ」というわけです。著者はディーラーにこう言われたことが悔しくて悔しくて忘れることはないといいます。何を隠そう、私は新婚旅行の行き先がラスベガスでした。カジノで10数万負けました。この本には、こうすると負けるということが書かれており、私は恥ずかしいほど該当していました。

 この本の面白いところは、カジノでなぜ日本人が負けるかを軽快に書いているところです。それは日本とアメリカの文化の違い、日本人とアメリカ人の性格の違い、という根本的な部分にあり、それに気づかない限り、カジノでは勝てない、さらには実社会でも勝てないと指摘しています。思い切りが悪い、ミスを極度におそれる、言われてみればそうだと思いました。ギャンブルは人生の縮図であるとしばしばいわれますが、納得できる部分があります。確かに、ギャンブルをしない人は実生活においても冒険をしない人でしょう。それにおぼれるのは論外ですが、社会に通じる経験を積むことができ、何より世の中思い通りにならないことのほうが多いということを身をもって学べるギャンブルの効用というものは確かにあると思いました。

Kake 私は興味深く読んだのですが、Amazonでは1円+送料で買えます。まだまだ残暑は厳しいですが、秋の夜長にいかがでしょうか?

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