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2007年4月20日 (金)

大市

 昨日、大阪で行なわれた全古書連の大市(おおいち)に参加してきました。大阪古書会館の1〜3階をフルに使い、全国の古書店から出品された古書がずらり。今回は底値(最低入札価格)が2万円と高めだったため、例年と比較すると数は控えめだったようですが、それでもすべて見て回るとあっという間に時間が過ぎました。触れるのもはばかられるような古文書や掛け軸、錦絵など、あらゆる分野の古書をこの機会とばかりにじっくりと見てきました。予想通りあまり買うことはできませんでしたが、北海道から沖縄まで全国の古書店がライバルですから仕方ありません。とくに東京の古書店の強さには舌を巻きました。ある品に「30万円入れようか、40万円にしようか」と迷い、勇気を出して40万円以上の札を入れたのですが、結果は100万円以上が正解で、東京の古書店が落札しました。ここまで差があると、もはや販売力が決定的に違うとしか言いようがありません。とはいえ、当店が例えば10万円でしか売ることができないものを10万円で落札して持って帰っても仕方がありませんから、せっかくだからと何でもかんでも買えば良いというわけではありません。当店の販売力に応じた札を入れた結果ですから、落札数点のみという結果には納得しています。

 規模の大きい市に参加すると、現在の流行りがよくわかります。ある分野はどれも札を入れる封筒がぱんぱんに膨らむほど好調、一方、ある分野は見向きもされず出品も少なめ……商売人ですから、さすがに流行り廃りに敏感です。こういうことを実感できるのも、市の面白さの一つといえます。また、面白さといえば、全国の古書店を向こうに回して真剣勝負ができるのも個人的には魅力です。私など駆け出しも良いところですが、市という同じ土俵に上がればキャリアは関係ありません。今は負けることのほうが圧倒的に多いですが、古書を見る目を養い、販売力を高めて、勝率を上げられるよう努力していこうと思います。

 大市が終わったあと、ちょうど京セラドームでジャイアンツ対カープのゲームが行われていたので見に行きました。結果はカープの完敗。残念でした。

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