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2007年3月 9日 (金)

不幸な本

 最近、朝起きられません。年明けから8時起床を続けていたのですが、このごろは9時を過ぎても眠くて起きられません。原因はほかでもない花粉症です。夜中に何度も目が覚めるので、眠りが浅いのかもしれません。しかし、幸い花粉の飛散は峠を越えたらしいので、もう少しの我慢です。花粉症でお悩みの皆さん、がんばりましょう。

 今日は文学関係の本を整理。昨日のコメントでもふれましたが、この分野は値崩れが目立ちます。要は「売れない」ということで、初版本、文学史、作家論、いずれも価格は下がりきっているように感じます。とくに初版本は、かつては人気を博したようですが、今は1,000円で売れれば御の字というものが大半です。珍重されなくなっています。しかしごく一部とはいえ、ン万円の値が付くものもあり、両極化しているようです。

 この分野で安くなっているものの筆頭といえば、何といっても全集ものです。作家ものはまだマシですが、何十冊もの文学全集となると、今は買い入れを断る古書店も多いのではないでしょうか。元の定価が高いため、これは高く売れるゾとお客さまに期待されることが多く、いつも心苦しく感じるのですが、大雑把に言って、かさばり、場所をとるものは売れないのが現状です。これは百科事典にもあてはまります。

 文学全集の場合、内容に価値がないわけではありません。ニーズがないだけであって、価格がニーズの有無によって決まる以上、仕方がないことではありますが、古書店の気持ちとしては、やはり惜しいです。もし処分をお考えであれば、古書店に持ち込まれるより、誰かお譲りできる方が身近にいらっしゃれば、できればその方にお譲りいただくことが、本のためには良いのかなあと考えたりもします。内容と価格のバランスが崩れている本は不幸です。

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コメント

そうですかぁ~、考古学書に限らず他の書もなんですね!

発掘報告書なんかでも、なかなか手に入りにくい書は、かなり高額の値段がついているのが多いんですが、その他の書となると恐ろしく値が下がっているのにビックリした事があります。

特に専門店でない古書店なんかに行くと、かなり安く手に入る事もあるので、古書店めぐりはやめられません。

然しこの手の書は、マニアック的な要素が多いのと、あまり一般向けしない為か?多くの古書店で並んでいるのを見かけないので、苦労をしています。

特に私が住んでいる京都市内なんかも、この手の専門店がありそうに見えるんですが、実際殆どないのが現状です。

止む無く大阪・神戸辺りまで、遠征と自然になって行かざるを得ない状況です。
京都人はあまりこの手の学問やらんのやろか?とも考えさせられます。
歴史の古い町に住んでどっぷりと浸かってしまうと、こういう学問する人がいないのかなぁ~とも思う時もあります。

明日は天気は何とか持ちそうですので、ゆっくりと見学できそうです。
帰路にちょこっと大阪辺りの古書店によってみようかな?とも考えています。

投稿: 宿女 | 2007年3月 9日 (金) 21時24分

宿女さま、コメントありがとうございます。

発掘調査報告書については、ある店にはある、無い店には無いという感じですね。当店はあるほうだと思いますが、あくまで地元のものという基準がありますので、考古学というよりは郷土史の一部ととらえています。

今週末の遠征、古書店巡りも含め収穫があると良いですね!

投稿: 神鳥大悟 | 2007年3月10日 (土) 02時23分

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