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2006年10月 8日 (日)

手放したくない病

10080001 写真は「手帖」(昭和22年発行、甲文社)という雑誌の創刊号です。鼻がかゆくなるような和本類の山に埋もれていたこの薄っぺらい本を手にしたときは、正直「落書帳」かと思いましたが、何気なく目次を眺めてびっくりしました。桑原武夫や湯川秀樹、柳田国男、草野心平、三宅周太郎ほか大物の名がずらりと並んでいるではありませんか。100ページもない本なのでいずれも数ページ程度ずつですが、エッセイ9本が載っています。あとがきを読んでわかることは「第一流の随筆をあつめる考へである」こと、それから「つまらぬ食べものの話や無意味な雑談のたぐひを、一切のせないといふ方針である」こと、そして「不定期刊といふことにしてゐる」こと。不定期刊にしているのは「粗雑に流れるおそれがある」からということなので、方向性は硬派だったに違いありません。調べるにしたがって、薄汚いこの本がやたら光って見え、気がつけばしばし読みふけっていました。「手放したくない病」があらわれそうです。

 熊野町は晴れ。ようやく風がおさまりました。今朝、少しノドに違和感がありました。やはり季節は確実に冬へと向かっているようです。カゼをひかないうちに、今夜からはあたたかい格好で寝ようと思います。明日は定休日です。

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