« おまけ | トップページ | 野次将軍 »

2006年6月14日 (水)

ぜんぶ読みたい

 今日の熊野町は晴れのち曇り。夜は雨になるそうです。日中はやや蒸し暑かったものの風が心地よく、私は屋外で本の拭き取りをしました。埃が店内にこもらないので、最近は外で作業をするのがお気に入りです。

06140001 写真は、作品社「日本の名随筆」全100巻です。ご存知の方も多いと思いますが、1冊1テーマのエッセー集で、第1巻「花」(宇野千代:編)に始まり、第100巻「命」(野間宏:編)に終わっています。テーマはほぼすべて漢字1字に統一されており、趣味的なところでは團伊玖磨「黒鯛釣り」や葉山嘉樹「信濃の山女魚の魅力」、森秀人「へら鮒の生態」などが収められている第4巻「釣」(開高健:編)や第11巻「酒」(田村隆一:編)が私としてはまず気になるところ。ほか、どれもこれもつい手が出るのですが、第45巻「狂」(中村真一郎:編)や第60巻「愚」(山田風太郎:編)、第66巻「酔」(田中小実昌:編)、第71巻「恩」(高田好胤:編)は売れる前にぜひ読んでおきたいと思いました。いかにも旅情を誘う第92巻「岬」(中上健次:編)も気になります。どうも、時間が足りないようです。

|

« おまけ | トップページ | 野次将軍 »

コメント

田村隆一さんの名前に呼びとめられ?ました。

ひとつ教えていただきたいことがあります。
平凡社の東洋文庫の外伝(!)に、「ふしぎの国」シリーズがあります。
ざっと奥付を見ると’89の刊行で、一番大きい数字が第12巻ですが、私の書棚は第10巻を欠いています。
折りある毎にネットで調べてみるのですが、この第10巻のデータには一度も巡り合えません。
ひょっとして途中で中断しているシリーズなのでしょうか?
ご存知のことがあれば、ぜひお聞かせください。

投稿: KIRICKLAND | 2006年6月14日 (水) 16時57分

KIRICKLAND様、コメントありがとうございます。東洋文庫「ふしぎの国」について私も調べてみたのですが、確かに第10巻「異邦の女」(中沢新一)だけどこにも見当たりませんね。どうなっているのでしょうか。同業者に尋ねてみようと思います。お役に立てずすみません。

東洋文庫は堅実に売れるシリーズの一つです。古書店にとっては永遠のベストセラーといえるかもしれません。

投稿: 神鳥大悟 | 2006年6月14日 (水) 20時29分

さすが、なんて私が申し上げていいものやら。
タイトルすら今まで知り得ないでおりましたから。

たくさんある田村さんの詩集のなかで、古本屋で初めて手に入れたのは『緑の思想』です。(東京都中野区)JR中野駅北口の、中野ブロードウェイ商店街にあった店でした。その先の路地を左に折れると『クラシック』という音楽喫茶があり、聞いたところによると、いずれの店も(今はこの地にありませんが)五木寛之の本で紹介されているそうです。

中野ブロードウェイの噂を耳にされたことは?
昨年読んだ奥田英朗『サウスバウンド』の書き出しにも出てきて驚きましたが、何年か前、やっと「おたく」が一般の耳目に触れるようになった頃、秋葉原とは一味違ったメッカ?として、「梁山泊」なんて呼ばれ方をしたものです。なにしろたった一棟の雑居ビル。飲食店や各種医院が点在し、地階には八百屋、魚屋、スーパーマーケット。5階から上はマンション。
ただ残りのスペースに、異様に天井の低い空間に、「おたく」を迎えるショップが鮨詰めになっているのです。
かつてこの近所に下宿していた縁で4年前と昨年、おのぼりさんになってみました……ん~。
一つだけお話すると、あの『まんだらけ』が異常な繁殖を遂げつつありますね。

投稿: KIRICKLAND | 2006年6月14日 (水) 21時12分

KIRICKLAND様、コメントありがとうございます。私は東京生まれなのですが、数年いただけなので記憶がありません。私も東京へ行くときはおのぼりさんなので、ちょっと事情に詳しくなくて……。

まんだらけは広島にはありませんね。大阪のお店には1、2度だけ行ったことがあります。楽しく過ごせました。広さと在庫にびっくり。さすがは上場企業と思いました。

投稿: 神鳥大悟 | 2006年6月14日 (水) 21時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/45405/2215307

この記事へのトラックバック一覧です: ぜんぶ読みたい:

« おまけ | トップページ | 野次将軍 »